インドのベンガルールのICTS(国際理論科学研究センター)で開催された集団遺伝の集中講義6th Bangalore School on Population Genetics and Evolutionで講師を務めさせていただきました。ガチで理論系の講師陣や学生の中で正直かなり緊張しましたが、たいへん良い経験と刺激になりました。特に参加した学生さんのレベルの高さと意欲に、こちらの方が大きな刺激を受けました。(2024.02.19-23)
Cold Spring Harbor Perspectivesの種分化特集号に内因性雑種異常の総説がアクセプトされました。私はこの総説の共責任著者を務めました。また、この種分化特集号では、遺伝機構のセクションの取りまとめも行いましたし、別の総説の共著者も務めました。コロナ下でオンラインのみで複数人が集まっての執筆作業でなかなか大変でしたが、責任者としての務めを果たすことができ、ほっとしています。(2023.07.23)
Am Natに論文PDFが公開されました!メダカのマスター性決定遺伝子を除去した実験です。研究に参画いただいたみなさまありがとうございました。(2023.6.12)
スイスのArollaでのmeiotic driveワークショップ、引き続いて英国サンガー研究所でのTree of Sex (ver2)の立ち上げ会合に参戦後、ラボ出身のマーク・ラビネイが助教をしているノッティンガム大に行ってセミナーをしてきました。前半はすさまじくマニアックな会合でしたが、世界の優秀な研究者に触れて、自分の目指すべき研究の方向性などについて考えるたいへん良い機会となりました。ノッティンガム大では、既に気心の知れた共同研究者と貴重な情報交換ができました。(2023.6.12-6.23)
吉田恒太さんと執筆しました減数分裂ドライブに関する総説が、Current Opinion in Genetics and Developmentにアクセプトされました!性染色体に座乗するオス減数分裂ドライブが雑種異常を引き起こすという仮説が過去に提唱されていますが、この仮説がどの程度実験データによって支持されているかについて、最新の研究成果を概観しながら考察しました。まだまだ野生生物でのデータ蓄積が必要であることが認識されました。(2023.05.29)
学生の神部飛雄さんの論文がEcology and Evolutionにアクセプトされました!コロナ下でのいろいろな制約の中、地道にイトヨ生息地の水質調査を行い、結果として鱗板数と相関のある要因は緯度(淡水進出の年代あるいは水温などの関与が示唆)のみでしたがたいへん興味深い結果でした。(2023.04.26)
リードゲストエディターとしてとりまとめてきたPhilosophical Transactions of the Royal Society B: Biological Sciencesの特集号(Genetic basis of speciation and adaptation: From loci to causative mutations)の原稿がほぼ全て揃い、イントロの総説もアクセプトされました!2020年の夏頃から企画して、ようやくここまできました。あと少し!(2022.04.14)
山﨑曜助教が、現在開催中の日本生態学会(オンライン)にて、進化部門のBest English Presentation Awardを受賞しました!昨日は生態学会奨励賞(鈴木賞)の授賞式と受賞講演もありましたし、ダブル受賞となりました。おめでとうございます!(2022.03.16)
7/4(水)9:30-10:15
David Kingsley (HHMI and Stanford University School of Medicine):
The arrival of the fittest: sources of molecular variation
underlying repeated evolution in vertebrates.
7/5(木)9:30-10:15
Dolph Schluter (University of British Columbia): Fitness maps to a
large-effect locus in an experimental stickleback. population
7/6(金)9:30-10:15
Andrew Hendry (McGill University): Eco-evolutionary dynamics.
7/7(土)9:30-10:15
Ole Seehausen (Eawag and University of Bern): The genomic basis of
quantum speciation in Lake Victoria cichlids.
2/26(月)にボルニック博士のセミナーがあります。
講演者:Daniel I Bolnick (University of Texas, Austin)
演題:Rapid evolution of cestode resistance and an associated
immunopathology in stickleback
場所:国立遺伝学研究所 本館3F A316
時間:13:00-14:00(12:05に三島駅北口を出発する遺伝研シャトルバスがあります)
総 説が出版されました。無料アクセス可能なので、気軽に一読ください。 Kitano and Peichel (2011).
Turnover of sex chromosomes and speciation in fishes. Env. Biol.
Fish. in press. DOI: 10.1007/s10641-011-9853-8 (2011.6.4)