研究施設・調査フィールド

フィールド調査

2020年7月22日、所内の池にイトヨを放流しました。これまでは池の周囲の藪を刈ってましたが、今回はあえて残します。藪を残した方が、池が冷 んやりして池の透明度も高そうなので(当たり前なのですが)。この方が、やっぱりイトヨたちにとっては幸せなはず!ここはイトヨの楽園にするので、 近場に車を停める方々には見苦しい状態かもしれませんがお許しください。。。池の建設から7年、試行錯誤を続けながら運用中。

放流の瞬間は楽しいです。この子達がどうなるのかワクワクします。ガンバレイトヨ!

無事に池に旅立って行きます。また会う日まで。

群れからはぐれちゃった子もいます。大丈夫なのか。。。

コロナ時代の放流風景。池の放流の際にもマスクを着用し、コロナ感染防止策は取っています。

池のオタマジャクシもちゃんとソーシャルディスタンス取ってますね!

このイトヨたちがどうなるのか楽しみです!!!


2020年5月26日、石川助教の文部科学大臣若手科学者賞の賞状が届きました。2011年に私が頂いた時の賞状も取り出しましたが、筒の中で紙が 丸まっていて9年の歳月を感じます。。。研究所前で、ソーシャルディスタンスを取りながら、ラボメンバーで集合写真撮りました。なんだかシュールで す...。なにかを示唆する現代アートのように見えなくもない(見えないか...)。

2019年12月中旬、大槌町にて、現地の方々のご理解を得まして実験用の生簀を設置させて頂きました。細木さんがハンマーで杭を打ち込みます。

細木さんと柿岡研究員が作成した生簀を淡水池に設置します。

もう一つの生簀を潮汐のある場所に設置。

無事に設置完了!どのような結果になるのかワクワクですね。


2019年11月25日-29日に、スイスのカスタニエンバウムのEawag(スイス連邦水科学技術研究所)での脂肪酸のワークショップに参加してきました。


日本からは石川助教と東京海洋大学の壁谷さんと私が参加。他に、アメリカ、カナダ、スイス、ドイツ、ポルトガルなど様々な国の多様なバックグラウンドを持つ人々が集まりました。セミナー室にて議論と執筆の毎日です。

でも、窓の外には美しいルツェルン湖と壮大な山々が見えます。いい気分転換になります。

そして、研究所の周囲には、壮大な山々に加えてワイン用の葡萄畑が!なぜかワクワクします。

ホストのBlakeが、皆が疲れてきた頃に北米の感謝祭風に七面鳥を料理してくれました。そして、研究所近くのワイナリーのワインも出してくれました。美味しかった...。Blake、いろいろありがとうございました!


2019年10月23-25日に、苫小牧の北大研究林を訪問しました。岸田さん、ありがとうございました。

研究林内で、トゲウオと餌生物の採集。

かの有名な中野繁さんの実験装置も見せて頂きました。この枠組みが延々と続いています。すごいスケール感!


2019年6/21-27に、恒例の道東調査に行きました。今回は、北見からチミケップ湖に入りました。チミケップ湖は実に美しい湖ですね。

細木さんが水に潜って(浮かんで?)イトヨを探します。

採れたイトヨを手に嬉しそうな石川助教の向こうに、水に浮かぶ人々が見えます。

必死に調査を続ける山﨑研究員を尻目に、優雅に昼寝に入るという、いつものマイペースぶりを発揮する柿岡研究員。

無事にチミケップ調査も完了し、北見の地ビールを堪能しながら次の調査地でのプランを立てます。いや〜地ビール美味しかった...(いつもながらの 注ですが、調査終了後の勤務時間外、かつ飲食は私費ですので...)。なお、このようなリラックス時の議論で新しいアイディアが湧くことも多々あります。

厚岸では、カヌーで別寒辺牛川を調査しました。なぜか、前方のカヌーは北大生(圧が強い...)、後方は京大生(マイペース人間の集まり)と出身大学によって固まっていますが、当ラボは多様な大学、多様な学部の方々を広く歓迎しています!本当です。

イトヨとトミヨの繁殖地へ到着。

たも網でトミヨ を採集する細木さん。

いつもお世話になっている水鳥観察館の前で集合写真。今回も、(ちょい悪オヤジ色の方もいますが)多様性に溢れる個性豊かなメンバーからなる調査隊でした。


2019年5月11-13日に、岩手県大槌町のイトヨ生息地の調査へ、細木さん、岐阜協立大(前:岐阜経済大)の森先生、ERiの西田さんらで行きました。

源水川、とても美しいですね。イトヨも元気に泳いでおりました。

震災後にできたイトヨの新規生息地の一つ。

2019年4月新メンバーの合同歓迎会を行いました。細木さんオーガナイズありがとう!(注:勤務時間外、かつ飲食は私費ですので、誤解なきよう...)。なお、お酒が飲めない方もラボに大歓迎です。

2018年7月4日から7日にかけて、京都大学の吉田キャンパスにて、96名(海外から70名、国内から26名)が参加して、第9回国際トゲウオ会 議を開催しました。連日のレベルの高い研究発表に加え、毎晩遅くまで議論ができてとても刺激的でした。特に、朝一番のキングスレー教授、シュルーター教授、ヘンドリー教授、シーハウゼン教授による招待講演では、確固たる哲学と概念のもと実施された実験・調査の未発表デー タに基づく発表は圧巻で、連日に渡って、とても刺激的な毎日をスタートできました。ポスター賞を日本勢が占めるなど国内の研究レベルの高さを示す こともできました(注:審査員に日本人はなし)。学会中はもとより学会前から、オーガナイズを手伝って頂いた方々に心より感謝します。

国際トゲウオ会議に参加したキングスレー教授とその弟子とその弟子とその弟子(さすがに、2018年時点ではそこまでくらいでしょうか)の集合写真。やはり、キングスレー教授の影響力はすごいですな。。。

会議終了後に、福井県大野市のイトヨの里を訪問しました。世界のトゲウオ研究者が本願清水の湧水池をのぞき込んでイトヨを観察していました。ヘンドリー博士が水中カメラやドローンを駆使してイトヨの里を撮影して、YouTubeにアップしてくれました。


2018年6月7日から15日にかけて、ノルウェーのトロムソー近郊で、ノルウェー生命科学大学のマイアー教授の協力のもとイトヨの採集を行いました。トロムソー着。空がどんより曇っていて不安を感じます。。。

まずはトルムソー大学のフィールドステーションを目指します。眼前に山が迫って圧巻の景観です。しかし、天気が悪く寒い。。。

大学のフィールドステーションとはいうものの、小さな実験室に加えて、(一部壊れた)採集道具が置いてあるのみでとても不安が募ります。天気も依然として悪く、寒いし。。。

寒さに強い(暑さにも強い)柿岡研究員に期待。

翌日は快晴になり、無事にイトヨも採れました。

ノルウェーのイトヨもかわいいですな。。。

白夜、氷河、フィヨルドなどいろいろ貴重な経験ができました。マイアー教授に感謝。

トロムソー大学も訪問できました。アムンゼン教授(そういえば、有名な探検家と同じ苗字...)にも大変お世話になりました。


2018.5.28-5.31に厚岸でイトヨの採集・調査を行いました。ご協力頂いた方々ありがとうございました。釧路空港で集合写真。


2017.12.12に遺伝研所内の実験池よりイトヨを採集しました。淡水進出の遺伝基盤解析の実験です。


イトヨが無事に池で繁殖し、その子供達が成長してます。

今回は体重などを計測し、写真撮影し再放流しました。

春にはどうなっているのか今から楽しみです。


2017.1.10-14に、人生初の真冬の厚岸でのサンプリングと調査を実施しました。寒かったですが、おかげさまでとても貴重な試料が採取できました。

ひょうたん沼が氷結してます。イトヨはいったいどこにいるのか...。

まず河口付近から。前日にひょうたん沼に仕掛けたトラップが凍ってトラップされてます...。柿岡研究員が氷をハンマーで割りながら水に入って回収。今回、柿岡研究員が大活躍(ありがとう!)。

ちなみに、トラップにイトヨはゼロ...無念...。

今回の滞在中にも気温はどんどん下がり、氷がますます発達しました。かちかちに凍ったひょうたん沼の深いところの氷下のイトヨをなんとしても捕りた い我々は、ハンマーでは全くたちうちできないので、ワカサギ釣り用のドリルをホームセンターで購入し、いくつか穴を開けたのち、ツルハシとハンマーで穴を つないでいく作戦に変更。

さいごのハンマーの一撃で氷に直径1メートルほどの大きな穴が開いて湖と貫通した時はちょっとした快感でした。氷の分厚さはゆうに50センチはありました。

で、この穴にトラップをセットしたのですが、イトヨはまたもやゼロ...。しかも、大事なトラップが氷の圧力で破壊されるという予想外のショックな展開に、テンションはますます下がります...。


しかし、こういう時は、空元気を出すしかありません(注:当たり前ですが、作業後の勤務時間外、かつ飲食は私費ですので、そこは誤解なきよう...)。

知恵を出し合い、汐見川の中流の氷の下を狙うことに...。ここも凍ってましたよ〜。

ドライスーツ着用の柿岡研究員が氷に乗ってツルハシと自らの体重で氷を割って、川にアプローチします。またまた柿岡研究員の大活躍。本人曰く「氷に 乗ってジャンプしていると、動物園で氷をもらったしろくまの気分がよくわかる」とのこと(笑)。ラボが続く限り語り継がれる名言といえましょう。

氷下でイトヨが無事に採れましたー!こんなとこにいたのか、イトヨたちよ、大感激〜。

イトヨを見るとテンション上がりますねー!

厳寒の川で大活躍の後、立ち寄ったコンビニでなぜかアイスをチョイスし屋外で食べる柿岡研究員。寒くないのか〜超人か〜。

水鳥観察館(いつもお世話になってます!)でいつもの解剖。約2ヶ月おきに厚岸に通ったおかげで、降海前、降海中、残留中などの貴重なイトヨ検体が揃いました。感銘です〜。

水鳥観察館前の別寒辺牛川本流も完全に氷結してました。川の上を歩けます。一面が氷と雪の真っ白な世界で、天気のいい日はとても美しかったです。

ワカサギ釣りの人々を訪ね、彼らが氷上に捨てたトミヨを頂きました。釣り上げるとすぐに氷点下で凍りますので、要は、貴重なこの時期の野外個体の急速凍結サンプルを頂き、ですね。

3人が立っているのは、一体どこなのか...少し幻想的...。

恒例の水鳥観察館での記念写真。試料も無事に取れ、よかった、よかった。こんな厳寒地のイトヨと本州の湧水池のイトヨは、きっといろいろな生理機能 が違うんでしょうねえ、と強く実感。こういったフィールドでの素朴な実感・疑問こそが、我がラボの研究の原動力と言えましょう(注:いつもこんなハードなことをしているラボで はありません...)。

おまけ:川の上から水鳥観察館を背景に記念写真。


2016.10.17-20に厚岸で調査をしました。今回はひょうたん沼・汐見川(下図)での降海前の個体の調査です。


厚岸水鳥観察館の1部屋をお借りして(水鳥観察館のみなさま、いつものことながら、ありがとうございました)、試料採取などを行いました。メンバーの手際の良さで、素晴らしい流れ作業で実施できました。

水鳥観察館で恒例の記念撮影。



2016.10.13に、岐阜経済大の池でハリヨの採集と調査(森先生ありがとうございます)。採れたてのハリヨの体長を記録する石川助教。右の しゃれた椅子は、トラップの紐をくくりつけるために置いてます。面白いトゲウオがいれば、どこへでも、我々は計測と解剖の出張やります!


2016.5.10-13に厚岸で調査をしました。

厚岸の臨海実験所へ坂道を下りていきます。

坂道を下ると、そこには美しい厚岸湾と臨海実験場がー。

北大の厚岸臨海実験所で、北大の学生の手伝いを借りて環境DNAの試料を調整しました。今回の調査では北大の学生さんたちが大勢参加してくれました。

漁師さんから頂いたイトヨ(上からイトヨ太平洋集団のオス、メス、ニホンイトヨのオス、メス)。同じ刺し網にこいつら全部が掛かります。同所に生息しています。似ているけど明らかに違うんです。

おまけ:なぜか?紐付きトラップを投げずにジャンプしてセットするアオ君。

道東のトゲウオ生息地にはハゼがいます。ハゼも分類がとても難しいですね。


遺伝研所内の生態実験池の清掃を実施しました。終了後にラボメンバーで撮影。

まずは、草刈りから。

宮城島研の方々も手伝ってくれました。


遺伝研の一般公開にて子供に説明する安齋研究員。ラボに所属して、まだ二日目...。やはり、イトヨよりもメダカの説明に熱が入ります(笑)!


日本学術振興会賞のお祝いをラボメンバー(プラス吉田君のお子さん1名)がしてくれました。ありがとうございました。よりいっそう面白い研究を、そして、世界が真似するような研究をラボから発信したい...。


2016年2月19日-20日に、福井県立大の小北さんたちとカジカの採集を行いました。人生初のカジカ採集に出発。

カジカ、捕れました!美しい。テカってます。そして、トゲウオにはないこのボリューム感。

水の中をのぞきながら探します。なかなか難しい...。急流の中でカジカを採集する小北さんと久米さん。こんな急流は、上級者に任せるしかありません。

カジカの飼育実験の共同研究をして頂くためにアクアトトにカジカを運搬。その後は、やはり展示中のハリヨが気になる...。雲状模様の美しいこと。湧水のひらひら輝く水の中ではこの輝く雲状模様が隠蔽的に見える気がするんですよね。


2014年12月3日-12月11日に、琉球大学とインドネシアの大学ムナ島でのメダカ調査に参加しました。とても美しいOryzias woworae(↓)の調査です。

上とは異なる生息地(↓)。水の感じがとても違います。

琉球大学とインドネシアの方々が絶妙なチームワークで網を使ってメダカを捕獲します。

採れたてのウォウォラエ。

山平教授(右)と北野(左)。

石川研究員が潜って水中観察と水中写真撮影。上の水中メダカ写真は石川研究員撮影です。

生息地の光環境を計測中の持田博士(左)とダニエルさん(中)と飛び入りで手伝う現地の子供(右)。こういう飛び入り参加が突如入るのがとても楽しいです。

生息地の光環境を計測中の持田博士(右)と石川博士(左)。真ん中は眺めるドライバー。

移動中に少し寄り道。熱帯と言えばヤシの実、定番ですね。塾度によって、果実間で味が全然違いました。ちなみに、うちのラボでは、イトヨの巣材にヤ シの繊維を使ってます(イトヨの生息地は寒くてヤシなんてないんですけどね)。左は、とてもお世話になったアレックス先生。日本語がペラペラで、何度も同 時通訳して頂き、とても助かりました。言葉の通じる人がいるのはとても安心することを身をもって実感。

泊めて頂いたお宅の近くのマーケット。野菜、果物、魚介類、鶏などいろいろあります。見ているだけで楽しいです。

深夜にトッケイヤモリ出現。その名の通りGekkoと大きな声でないてました。石川研究員が捕獲!(補足:このあと、このトッケイヤモリは、睡眠中の持田研究員の手をかみました)

新しい泉を探して森を行く。右は琉球大の山平教授。その左は(またまた)飛び入り参加の現地の方々。知らぬ間に、大人も子供もやってきて何故か人数が増えて行くところが面白い。

メダカの調査中にシロアリを発見し立ち止まる石川研究員。大きな生き物しか扱ってこなかった北野は何も気づかず完全スルーするところでした...。認識してないものは「見えない」ということですな。

現地の女学生から(何故か!?)大人気の石川研究員でした。まずは、フォテュノ湖畔で。

そして、モトバノ湖畔でも大人気.....。どこにいっても、なんでこんなに人気なのか...。左のカメラマンは山平研の学生のダニエル君。とても、お世話になりました

熱帯でのフィールド調査や英語も通じないところでの地元の方との交流など、貴重な体験ができました。泊めて頂いたお宅での様子や他にも調査風 景などいろいろありますが、本人たちの掲載承諾を得てないんで、とりあえず以上にしておきます。私はアップアップであまり調査の役に立てなかったでしょうが、個人的には研究者として人間として成長できた気がします(たぶ ん...)。


2014年8月25日-26日に、福井県〜岐阜県でイトヨと餌成分の調査を行いました。

福井県大野市の本願清水イトヨの里。私が初めてイトヨと森館長に遭遇した思い出の場所です。あれから既に十年以上の月日が経つとは...。池のイト ヨの様子がガラス越しに横から見えるんです。近くに行った際は、是非このイトヨの里を訪問されることを薦めます。大野市自体が、古き良き日本の雰囲気の残る素敵な城下町で大好きな場所です。



許可を頂き、早速ベントス採集。イトヨの餌のヨコエビを集めます。

この場所、糸魚町になっちゃってます。イトヨへの愛情が素晴らしい。イトヨ研究者にとっては、大感激。

帰りに津屋川へ。ここは、森誠一先生が学生時代に座禅して個体識別しつつ多個体社会行動観察をしたという知る人ぞしる伝説の場所です。湧水なので水が透明で、上からかわ いいイトヨ(ここのは日本ではハリヨと呼ばれています)が見えるんですよね。こんなところで座禅して個体観察って、若い頃の(いや、今もですが...)森先生 の情熱が伝わります。森先生という存在がなければ、今頃ここにハリヨはいなかったかもしれませんね。

2014年6月の道東調査。

カヌーで別寒辺牛川の上流へイトヨ採集に出発。


久米さんが巧みにカヌーを操縦。一応、北野と石川も動力源として漕ぎましたので、念のため。

別寒辺牛湿原上流。久米さんが発見した太平洋型イトヨの繁殖場所へ到着(下の写真)。

太平洋型、ピチピチいました。なんで、彼らはこの場所が分かるんですかねー。結構上流なんですけど。

別の日に、漁師さんの船で厚岸湖の奥へ。手動のカヌーから、楽なガソリン駆動の船へ昇格しとても満足だったのですが...。

久米さんが見つけた日本海イトヨの繁殖場所で地引き網(下の写真)。

しかし.....。「う〜ん、採れなかったな〜」と首を傾けつつ漁師さんの迎えを待つ久米さん(左)と北野(右)。

イトヨが採れなくて、あまりに意気消沈している我々を見かねた漁師さんが、厚岸の牡蠣をおごってくれました。うま〜い。(注:調査の合間に漁師さんと交流することはとても大事です。食べ歩きではないので。

2014年春の道東調査メンバー(春採湖畔にて)。3年前の5月と全く同じメンバーで全く同じ場所で全く同じ並びで。なんか両端の人たちのチョイ悪度が増したような気がするんですが、気のせいかな(すいません...)。

早朝4時半の厚岸湾にて、漁師さん達の帰りを待つ一行。イトヨは網にかかっているのか。どきどきして落ち着きませんね。

イトヨを必死にパッケージング中。厚岸漁協直売店の発泡スチロール13箱に梱包。生きて三島へ届いておくれ。頑張れイトヨ...。

発砲スチロールをいざ出荷!回りを大好きなイトヨに囲まれ、頬がゆるむ。この時に、水鳥観察間で留守番中だった石川研究員がちょっとした面白いことを発見。新しいプロジェクトへ発展するか...。

大の大人が必死にバットを覗き込んでベントスのソーティング中。イトヨのエサ成分の仕分けです。

ベントスソーティングの様子を拡大。石川研究員も大活躍しましたよ。でもカメラマンなんであまり写真に写ってないですね。う〜む、ごめんなさい...。

採れた魚をソーティング中。餌成分と違って、魚のソーティングはとっても楽しい...。気のせい?高橋洋さんの教えてくれたエゾトミヨと淡水トミヨの同所域です。

春採河口のワン公(真ん中に小さ過ぎて見えないか...)。ワン公と我々の間に超えられない川が出現...。まだ自然の残る道東といえども、たまに行く場所は驚くべき河川工事が行われています。

ワン公の代わりという訳ではないですが、いつもお世話になる宿舎のニャンを最後に公開...。ネコは、なんて気まぐれな生き物なんでしょうかね...。

以上、2014年の春の道東でした。


天気の良い日に研究所内の池の水を抜いて掃除しました。こういう野外での作業は結構楽しいものです。池もきれいになったし。

この池で取ったデータが 形になって世に出たら、感激でしょうなあ。UBCのシュルーター博士たちの人工池の仕事を初めて知った時は感激しまし た。それもあって、人工池での実験は憧れを感じます。


リスボンでのヨーロッパ進化学会で渡欧中、空き時間にジェロニモス修道院を訪問。北海道大学の松波研究員(右)と一緒に、サイエンスと自己のあり方 について瞑想中。このような人の心を打つ大きな芸術作品も、細部に至る大人数の地道な作業の積み重ねで成り立っているんですよね〜。この後の松波さんの一言が絶妙でしたが、本人の掲載許可を得てないんで...。国際学会にでると本当に刺激を受けます。


遺伝研に淡水湖沼実験ビオトープが完成。イトヨが大きな池を泳ぐ姿はやはり良いもので、とっても癒されます。

当たり前ですが、池の目的は癒しではな く、生態実験や行動実験です。

フィールド調査無事終了の御礼に、羽田空港にて、カークパトリック博士より枕の贈呈。これで眠れば苦手の数学が得意になる? な、訳ないよな。注: 実際、北野に効果は出てませんので、効き目には個人差があるようです。

春採川河口の主のワン公と戯れる石川研究員。石川研究員は手なずけてます。ちなみに北野はいつも吠えられます。その違いは何なのか...。

イトヨ採るぞー1(早朝の厚岸水鳥観察館にて、眠そう...。)

イトヨ採るぞー2

イトヨ採るぞー3

イトヨの雌雄を真剣に判別中の北野とパイケル博士(厚岸水鳥観察館にて)。イトヨの性的二型の論文を報告している身としては、性別判定を失敗できな いはずなの だが、婚姻色のない日本海イトヨ(ニホンイトヨ)は正直難しい...。

採れた獲物を見る吉田研究員。厚岸大橋を背に黄色のビニールバケツを覗き込んで、彼は一体何を想うのか...。

移動途中に休憩地のコンビニで食事中の吉田研究員とパイケル博士。二人揃って、がぶり。

移動の合間に屈斜路湖畔のアイヌ料理店で食事するカークパトリック博士、吉田研究員、ラビネット研究員。この時は疲れのピークでした。屈斜路近辺に 行くと、ほぼ必ず立ち寄ります。この時は、期待のパリモモ(=エゾウグイ)がなかった...。

移動途中に立ち寄った根室にて、根室名物エスカロップを前に(明らかに破顔の)ラビネット博士と(実はかなり喜んでいるが、なかなか表に出さない) 吉田研究員。根室訪問時に エスカロップはマストとなっております。(注:なんだか食べ歩いているみたいですが、違います。あくまで調査の合間のひとときの楽しみです。

移動の車中でオランダ焼き(吉田研究員によるとワッフルではないらしい)に食らいつく吉田研究員(注:これも調査の合間の大事な栄養補給の一つです。)

2013年5月のフィールドメンバー(厚岸水鳥観察間前で)。日・米・英の混成チームで、日本語か英語か何がなんだかもう訳が分からなくなってきま すが、とっても楽しく有意義でした。地元の行きつけの食事亭での夕食時に、カークパトリック博士にはルジャンドル直交多項式の素晴らしさについて図を描い て丁寧に教えてもらいまし た。お陰で川尻研究員の仕事が発展し、無事Mol Ecolに論文発表できました。人との交流は、そういった予期せぬ研究の発展があって楽しいですな。どの論文にも、後から振り返ると感慨深いbehind the scenceがあります。

巨大台風の直撃によって停電した薄暗い琉球大の山平研で、それでも懐中電灯の僅かな光を頼りにメダカを解剖する石川研究員。いや〜強力な台風でし た。山平研の藤本君が、宿舎から大学まで車で送ってくれて本当に助かりました。じゃないと本当にヤバかったです。車から出て移動する時は吹き飛ばされそう でした。(注:私は単にカメラマでなく、比較的明るい廊下に机を出して作業をしましたので...)

GFPを発現し緑に光るイトヨが誕生!!!これで。いよいよイトヨのリバースジェネティックスが始動します。新たなステージの到来と個人的には思っ てます。インジェクションとか、北野は苦手なんですけど、吉田研究員と石川研究員がマスターしてくれました。

受精卵に遺伝子導入したイトヨを観察する吉田研究員。遺伝子入ったかな、わくわくどきどき。

QTLマッピングに向けてメダカのDNAを精製中の川尻研究員。どんなQTLがでるのか、わくわくどきどき。

RNAシークエンスライブラリ作成中の石川研究員。どんな遺伝子が変動しているのか、わくわくどきどき。

安定同位体のデータ解析に勤しむラビネット研究員。どんな解析結果になるのか、わくわくどきどき。

ディスカッション白熱中の吉田研究員とラビネット研究員。この二人の掛け合いは面白いです。ただ、吉田研究員が、変な日本語を教えている時もあるよ うですので、国際摩擦の観点からも、ほどほどにしておきましょう。

別寒辺牛湿原で、久米さん(後方)がカヌーを巧みに操縦。北野も、いちおう頑張って漕ぎましたよ。ただ、最前列の西田君(撮影者)が強力な動力源で し た。キャプテン久米とダイナモ西田の二人に感謝感謝です。

2012年の米国シアトル近郊ベインブリッジ島でのトゲウオ学会にて、石川研究員が最優秀口頭発表賞を受賞。とっても、めでたいことです!海外のグループとの情報交換 や情報共有を含めとっても有意義な学会でした。

国際トゲウオ学会終了後にシアトル市内のシーフードレストランで夕食(注:あくまで学会終了後なので、食べ歩きではないので誤解なきよう に...)。しかし、クラムチャウダーは美味しかった...。

フィールドメンバーの描いたトゲウオのイラスト

胴長を着用中1

胴長を着用中2。白のレンタカー2台はきっと異様だったことでしょう。厚岸の方々、お許しを。

新しいイトヨの集団を発見。なんでイトヨがピチピチ採れるとこんなにテンションが上がるのだろうか...。

道東に生息する伝説の河童!?(吉田研究員)。吉田研究員は手足が長いので、このウェーダーを装着すると、なんか河童っぽくなるんです。こんなこと 勝手に書いてすいません。許してね。

道東採集旅行メンバー2011年12月(吉田、北野、石川)。厚岸ひょうたん沼にて。ひょうたん沼はトゲウオにとっては、ガラパゴス並みの多様性の 宝庫です。

トゲウオを探す北野。この河川、高橋(洋)博士に教えて頂きましたが、エゾトミヨと淡水型トミヨが共存しながら生殖隔離している様は、まさに自然の 神秘!です。

採集したトゲウオを森先生に渡す石川研究員。トゲウオを眺める石川研究員と森先生の表情が緩んでおりますね。それもそのはずトゲウオは、そう、かわいいんです!!!

道東採集旅行メンバー(2011年5月春採湖畔にて撮影)。注:左から、ドラム、ギター、ボーカル、ベースの音楽バンドではありません。

ちなみに、両端のお二人(池谷さんと久米さん)のメコンオオナマズの論文は、昨年のZoological Science論文賞を受賞しました。面白い論文でしたからね。おめでとうございます。

イトヨ採集風景(久米と北野)。久米さんは深いところ、私は浅瀬(or 陸上)で許して...という、よくある状況。

水鳥観察館に組み立てた簡易遊泳テスト装置を自慢する北野(久米と石川と北野が作成)。水の流れに逆らって、イトヨはピチピチ遡上するのか!?この 時は楽しくてテンション最高潮でしたね。わずわざ、ホームセンターで雨樋を私費購入して作成しました。が、論文にはまだなってないです...(私費実験なんで許して)。

道東採集調査チーム2010(左より、安達、川岸、北野、森、石川)。厚岸ひょうたん沼にて。

道東の池にて(北野と安達)。

ある北海道の湖にて、華麗に(?)トラップを投げる石川麻乃。トラップの投げ方は人それぞれです。定量的に検証はしてませんが投げ方とイトヨの捕獲数には相関はないと思います。

カルデライトヨ調査中の森誠一教授。イトヨが見当たらない。なぜなぜ。

河川でのハリヨ調査中(左より、森先生、久米さん、小北さん)。

岩手県大槌町の源水川で地元の方の説明を聞く北野。これは震災前の2009年の訪問時でした。

岐阜経済大のハリヨ保全池。ハリヨの営巣の様子や、かわいいハリヨの稚魚が見れます。ハリヨの稚魚のかわいさは筆舌に尽くしがたいものがあります。 小さくてもハリヨの形と模様なんですよね。

飼育・実験設備

国立遺伝学研究所の冷水生物飼育設備

国立遺伝学研究所の冷水生物飼育設備(繁殖部屋)

北野研の分子実験部屋(初年度の様子)

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